Workstyle

製造
Y.S

2017年入社 工学資源学研究科
環境応用化学専攻修了
秋田製錬株式会社
電解部

製錬

※所属は取材当時のものです

01志望動機

まるで魔法を見たような感動が忘れられない

大学3年次、DOWAの製錬工場での夏季インターンシップに参加しました。DOWA独自の技術を有したダイナミックな製造工程から出来上がる良質な金属を見て、まるで魔法を見たような感動がありました。鉱物や廃電子基板といった原料が、社会的に価値が高い金や銀、銅、亜鉛などに変わっていく過程を目の当たりにし、「私も高品質な金属によるものづくりに貢献したい」という気持ちに胸が高鳴ったことをよく覚えています。さらにDOWAは資源、製錬、加工、環境リサイクルといったそれぞれの事業が、資源循環型社会の形成に向けて幅広いフィールドを持っていることも魅力で、決定打となりました。

02これまでのキャリアパス

2017年4月~
研修センターでの新入社員研修。DOWAグループの一員としてすべての工場を巡り、事業内容、仕事内容の把握をしながら社会人としてのビジネススキルを習得。
2017年6月~
秋田製錬に配属となり、工場全体を理解するための研修を受けた後、2017年7月から電解部にて勤務。 1年目:現場オペレーターと共に製造現場にて作業しながら現場改善、トラブル対応の経験を積む。 2~3年目:操業スタッフとして操業におけるQCD(品質・コスト・生産性)改善などの技術改善業務を担当。 4年目:製造形態を変革する大型プロジェクトの実行担当として、構想設計、試験解析等を行う。

03現在の仕事

国内トップの電気亜鉛生産量を誇る
製造現場を支える

秋田製錬は亜鉛を製造する会社で、私は亜鉛製錬の電解工程業務を担当しています。海外の鉱山で採掘し、輸入された亜鉛精鉱(原料として直接使用できる程度に品位が高められた鉱石)を酸溶液で溶かし、不純物が取り除かれた液を電気分解することにより地金として製錬する最終工程です。主にQ(品質)、C(コスト)、D(生産性)の観点からプロセス設計や操業試験結果の解析をすることで、最適な操業、管理方法を確立することが私の主な業務です。また操業中にトラブルが発生した際には、現場オペレーターへ操業管理の指示、生産管理等の業務も併せて行います。現在は大型プロジェクトの実行担当として、秋田製錬が中長期的に抱えている重要課題の解決を目的に、日々操業の中で試行錯誤を繰り返しています。

04仕事のやりがい

「この製造現場をY.Sが変えてみろ!」
と言われ発奮

配属された部署は操業トラブルが日常茶飯事の現場で、配属初日に上長から「この製造現場をY.Sが変えてみろ!」と言われました。1年目から設備、操業管理方法の問題点を洗い出すため、毎日のように現場オペレーターと共に、時には汗まみれ、泥まみれになりながらも粘り強く調査を続けました。また設備設計チームや後工程の現場スタッフも巻き込みながら挑戦を続けることによって、現場の状況や現場オペレーターのやる気も日々良い方向に変化していきました。ここで味わった確かな手応えは今でも忘れません。最終的には過去最高の生産効率を達成し、今なお良好な状態を継続できるまで成長しました。当時まだ新人だった私にとって、貴重な経験となる改善業務でした。

05キャリア像

世界にDOWAの技術力を見せたい

製錬における原料事情は、時代とともに変化しています。鉱石中の有価金属の低品位化が進んでおり、多種多様なリサイクル原料から、いかに効率的に有価金属を回収し、同時に環境負荷元素を安定固定化させるかが問われる時代になりました。 DOWAは創業135年余りの歴史を誇り、先人が築き上げた複雑鉱処理技術を有しています。回収元素数は世界トップクラスの20元素以上。このDOWAのすべての製錬技術の底上げに携わり、革新的な製錬プロセスを構築、世界にDOWAの技術力を披露するのが私の夢です。

06学生に伝えたいこと

変化を恐れず挑戦する人が集まっている会社

川上から川下まで、需要の絶えない素材を供給し続けることはこの業界の使命であり、今後強まる環境規制に対しても適切に対応していくことが求められます。成長するために変化を恐れずに、挑戦し続ける姿勢がDOWA社員の特徴だと考えます。モノづくりへ貢献する広いフィールドが存在し、さまざまな専門知識を持ったスペシャリストの社員がたくさんいます。また、人としての生き方、考え方に関しても、個性的な社員が多いと感じます。インターンシップやOB訪問、会社説明会などを通して、直接社員とお話ししてみてください。DOWA社員の魅力が伝わってくるはずです。

07ある1日のスケジュール

7:30
出社。メールチェック・朝ミーティングにて操業状態を確認
8:00
操業試験準備・確認。試験成果は準備の出来で左右される。安全確認も忘れずに
9:00
操業実機試験。微小な変化も見逃さないよう臨機応変に対応
12:00
昼食
13:00
生産技術担当者とプロジェクト案件について方向性を議論
14:30
試験報告書まとめ、トラブル現場確認、原因追究
16:00
操業スタッフミーティング、今後のスケジュール作成、上司や先輩への相談、操業・試験結果の共有
17:30
退社。ゴルフの打ちっぱなしへ

08モットー・趣味・OFFタイム

Where there's a will, there's a way

学生時代の恩師が大切にしていた「Where there's a will, there's a way.(意思があるところに道がある)」という言葉を座右の銘としています。
仕事においても遊びにおいても何かテーマを決めて、つまりそこに「意思を込めて」行動することが大事だと考えています。私はよくアウトドア(釣り、キャンプ、登山)、スポーツでは野球、ゴルフをしていますが、目的意識をもって全力で楽しむようにしています。 もちろん楽しんだ後は、秋田の美味しいお酒がお供です。こういったリフレッシュに付き合ってくれる周囲の人たちには本当に感謝。仕事も遊びもまさに「何はとも(友)あれ仲間あれ」です。

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