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生産技術
K.N

2017年入社 工学研究科 情報電子工学系専攻修了
DOWAテクノロジー株式会社
関東生産技術センター

サポート部門

※所属は取材当時のものです

01志望動機

設備について楽しそうに語る先輩の姿が魅力的だった

DOWAについて初めて知ったのは、研究室の先輩に紹介され、会社説明会に参加した時です。そこで誘われて、後日、岡山で開催された機電系1DAYインターンシップに参加しました。工場を見学させてもらい、設備や生産技術の仕事内容の説明と質疑応答などがあったのですが、担当エンジニアの方が「この設備を作った時は〇〇だったんだよ、○○が大変でさ」と楽しそうに語っている姿が魅力的で、強く印象に残りました。他社のインターンシップにも参加しましたが、楽しく働くことができそうなのはDOWAだと確信、自分も設備について笑顔で語りたいなと思い入社を決めました。

02これまでのキャリアパス

2017年4月~
新入社員研修。DOWAグループの概要について、各地の工場を見学しながら学ぶとともに、社会人として必要なマナーや、仕事の進め方等のビジネスの基本を学ぶ。研修センターの中で共同生活を送り、同期とも親睦を深める。
2017年7月~
DOWAテクノロジー 関東生産技術センターに配属。電気担当として、ケミカル品製造部における新規建設、設備改善、設備開発、保全を担当。電気工事に関する知識・経験、工場を動かすためのプログラムに関する知識を身につける。

03現在の仕事

生産性改善と保全業務を担当

工場における生産技術部門の電気担当者は、主にモーターやポンプなどの設備や、それらの制御機器を扱います。業務は大きく分けて「新規建設」、「設備改善」、「設備開発」、「保全」の4つ。「新規建設」では、新しい設備をイチから構想検討し、配電・計装・電気設備等の設計や工事監督、プログラミングなどを担います。「設備改善」では、製造の効率化に向けて、電気・電子の観点から改善提案を行います。「設備開発」は生産性を大幅に改善するための設備の開発を行うこと。「保全」は設備の点検や故障対応です。 私はケミカル品製造部の銀粉製造ラインの生産性改善と保全業務を担当。課題は、安定操業により、コストを抑えながら高品質の製品を製造することです。日々製造ラインの不具合調査や試験を行い、設備の改善方法を検討しています。現場のオペレーターから感謝されたり、生産性改善に効果がみられると、それまでの苦労が吹き飛びます。

04仕事のやりがい

教育的観点から、
仕事を任せてくれた上司に感謝

最も印象深かったのは、入社2年目に経験した、ケミカル品製造部の大型建設案件です。上司からある設備のプログラムを作成するように指示を受けました。その設備は銀粉を製造する上で最も重要な設備であり、工期の延長やソフトの大きな不具合は許されません。既存プログラムの動きを理解しながら、追加するプログラムを作成するのは、当時の私にとって大変ハードルの高い仕事で、頭を抱える毎日でした。なんとか期日までにプログラムを完成させ、いざ試運転。装置は問題なく作動し、達成感とともに安堵した気持ちを味わっていたのですが、上司は「まさかできるとは思っていなかった」と想定外の一言。今振り返ると、上司は私が失敗すると思っていたようで、すでに自らプログラムを完成させていたのではないでしょうか。今思えば、教育的観点から仕事を任せてくれたのでしょう。頑張った思い出とともに、上司の配慮に感謝しています。

05キャリア像

変化に柔軟に対応できる人間になりたい

将来のキャリア像は、変化に柔軟に対応できる人間になることです。これだけ高度な情報化社会になってもなお、将来は簡単に予想できるものではありません。新型コロナウイルスの問題を予測できていた人がどれだけいるでしょうか。将来のことは予測不能だという前提で、今自分にできることに精一杯取り組むことで、その経験を糧として、将来どんな変化が来ようとも対応できる人間になりたいと考えています。 もう一つ、私の夢として、全自動工場の実現があります。人の手が全く介在せず、機械と電気のみで動く、そんな夢のような工場を作ってみたいのです。そうすれば、無事故無災害を達成できるはずで、生産技術を扱う私にとって、究極のロマンといえるでしょう。

06学生に伝えたいこと

「自社を壊し、変えていくパワー」を持った会社

DOWAは長い歴史を有する由緒ある企業ですが、昔ながらのビジネスに固執している会社ではありません。むしろ変化を恐れず、果敢に「未来を見つめ、変えていくパワー」を持った会社です。だからこそ、長い歴史の評価に耐えて生き残ってきたのだと思います。 変化を恐れない社風は、社内の風通しの良さにも表れています。階級、年齢、性別関係なく、意見を言うことができ、耳を傾けてもらえる風土があるのです。切磋琢磨しながら互いに成長していく環境が、変化に柔軟な組織を作っているのだと思います。

07ある1日のスケジュール

8:20
出社。寮からは徒歩5分
8:30
ラジオ体操。所内で一斉に実施
8:45
朝礼、朝ミーティング、清掃、1PKY(ワンポイント危険予知)、朝の2S(整理・整頓)活動
9:00
工事打ち合わせ。今日の工事内容の確認と、作業における危険を工事業者と確認
11:00
プログラム作成。工事で追加する設備のプログラムを事前に作成し、デバッグしておく
12:00
昼食。食堂でご飯
13:00
工事見積書作成、生産性改善の検討
14:30
引継ぎミーティング。午前中の操業確認
16:00
明日の工事準備。明日実施する工事内容の確認と必要書類の準備
17:10
退社。スポーツジムでランニングとサウナ

08モットー・趣味・OFFタイム

サウナで汗を流し、哲学書を読みふける

座右の銘は「我に七難八苦を与えたまえ」です。学生時代、研究の厳しさを教授にたたき込まれ、かなり鍛えられました。その時から、この言葉を意識するようになりました。
趣味はサウナと読書です。サウナはテレビドラマの「サ道」を観てからはまりました。webサイト「サウナイキタイ」で調べ上げたサウナに遠征するのが楽しみ。フィンランドにも行き、本場のサウナも体験してみたいと思っています。
読書は哲学書の古典にはまっています。『生の短さについて』(セネカ)、『読書について』(ショーペンハウアー)などを愛読。ずっと理系で進んできた反動でしょうか(笑)。

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