その他技術
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P.H
2015年入社 工学院 環境循環システム専攻修了
環境・リサイクル
DOWAエコシステム株式会社
海外事業推進部
Waste Management Siam LTD. 駐在※所属は取材当時のものです
01志望動機
タイ出身の私だからこそ貢献できることがある
私はタイの大学を卒業後、リサイクルに関することを学びたいと思い、日本の大学院に進学しました。日本企業でリサイクルの仕事を実際に体験したいと考えていたところ、研究室の先生の紹介でDOWAと出会いました。 DOWAは鉱山会社から始まる長い歴史を持っていますが、自ら変化しながら発展してきています。現在では、リサイクル原料を活用した製錬に力を入れており、またさまざまな環境ビジネスも展開しています。自分の興味と一致するので、ぜひ入社したいと思いました。 さらにDOWAは、タイをはじめ東南アジアでの環境関連ビジネスに取り組んでいます。タイ出身の私だからこそ貢献できることがたくさんあるはずで、私自身も成長できる環境があると考えました。
02これまでのキャリアパス
- 2015年4月~
- 新入社員研修。DOWAの歴史、各グループ会社の概要を学ぶ。ほぼ100%日本語での仕事や生活は大変だった。グループワークが多くあり、言葉が不自由だったため、辛い思いもあったが、同期の仲間が助けてくれて乗り越えることができた。
- 2015年6月~
- 小坂製錬 銅製錬部に配属。各現場を回りオペレーションを勉強。1年目は実験をやって現場の改善課題を検討。2年目は銅製錬課に配属、TSL炉のオペレーション関係の仕事を担当。慣れない環境、日本語の壁もあったが、上司、先輩、同期にサポートしてもらって、少しずつ成長。
- 2017年4月~
- エコシステム秋田に異動。操業一課 焼却の主任。焼却技術について、新しく学ぶ。オペレーションを深く理解し、現場の人と作業も行う。また、予算管理、現場改善、3交代シフトの管理など幅広い仕事を担う。
- 2019年4月~
- Waste Management Siam LTD.(タイ)に異動、Business Development Engineerとして、廃棄物処理のプロセスの検討に取り組む。
03現在の仕事
新規廃棄物処理のプロセスと
事業性を検討
DOWAエコシステム 海外事業推進部からタイに駐在する形で、Waste Management Siam社で、廃棄物処理のプロセスを検討するスタッフとして働いています。 コスト改善、新たな廃棄物のビジネスの検討、新たな工場のFS(フィージビリティ・スタディ:採算性の調査)、パートナー社と新ビジネスの検討、タイ政府への政策提言など多彩な仕事に取り組んでいます。 例えば新しい焼却炉を作るとなると、どのような廃棄物を処理するのか、価格はいくらなのかを検討し、それに対して必要な設備を選び、設備投資や事業運営費を計算します。熱回収して発電するといった工夫も含めて、事業化に見合う利益が得られるかを検討するとともに、将来の変化も予測するなど、多面的に物事を考えていく必要があります。
04仕事のやりがい
操業の主任を任されたことが
ターニングポイント
新人社員研修と小坂製錬で約2年間を過ごしましたが、その時仕事でも生活でも上司、先輩、同期、後輩など周囲の人に親身に助けていただきました。このサポートがなければ、今の自分はなかったと思います。とても感謝しています。 仕事のスキルアップで一番印象に残ったのは、エコシステム秋田の操業一課で焼却の主任を務めた時のことです。この時に現場のすべてを学ぶことができました。作業も自分の体で感じて、自分の手で行いました。また、管理職や現場の人の考え方とその気持ちを学ぶこともできたと思います。その結果、自分の中に責任感も生まれ、社会人として大きく成長することができました。今、タイで非常にやりがいのある仕事ができているのも、エコシステム秋田での経験が大きく活かされていると思います。
05キャリア像
廃棄物処理を通して、
環境改善に貢献したい
現在の課題は、タイ人と日本人の間に入って、考え方の違いを整理して、お互いの認識を共有することです。 それぞれ文化的な背景や商習慣・労働習慣の違いがあり、お互いに理解し合わないと効率よく仕事を進めることができません。とくに私はタイ出身ですから、日本人のスタッフにタイ人の考え方をよく説明して理解してもらえるように努めたいと考えています。 今取り組んでいるプロジェクトを成功に導くのはもちろんですが、その先に廃棄物処理を通して、タイの環境や社会をよいものにしていきたいという思いもあります。 また将来は、タイに限らず東南アジアの国、あるいは日本や他国も含めて、さまざまな国で仕事をしてみたいと思っています。
06学生に伝えたいこと
自信を持ってチャレンジしてほしい
学生の方には、自信をもってチャレンジをしてみてほしいと思います。私も当初はできないことが多く、DOWAの先輩社員の方々にサポートしていただきながら問題を乗り越えて、成長してきました。 疲れた時には、同僚と遊んだり、お酒を飲んだりすることで、リフレッシュしてきました。DOWAの仕事は一人でできるものではなく、仲間と協力して進めるものです。チームとして一緒に仕事をしていく楽しさを味わってほしいと思います。
07ある1日のスケジュール
- 8:30
- 出社後、パートナー会社に外出
- 9:00
- プロジェクトワーク。マーケットデータ分析、Feasibility Analysis計算等
- 12:00
- 昼食
- 13:00
- 事務作業。メールチェック、返信
- 15:00
- 部内での打ち合わせ、TV会議。マーケティングチーム打ち合わせ、上司と課題相談
- 17:00
- 退社。渋滞を避けるため、毎日定時に帰る
08モットー・趣味・OFFタイム
日本ではスノボ、タイではウェイクボード
アクロバティックなエクストリームスポーツファンで、自分自身がスポーツをすることも好きです。日本の留学先が北海道だったため、スノーボードを初体験、すっかり魅了され、秋田勤務時代には毎週末、滑りにでかけていました。北東北のスキー場はほとんど回りました。
タイに勤務するようになってからは、ウェイクボードを始めました。水上板の上に乗り、ハンドルの付いたロープを船で引っ張ってもらって、スノーボードと同じように水上を滑るスポーツです。タイではウェイクボードのパークがたくさんあり、リーズナブルな値段で楽しめる環境が整っています。
同じ事業に所属する社員
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