資源開発
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T.A
2017年入社 理学研究科 地球惑星システム学専攻修了
製錬
MINERA PLATA REAL, S. DE R.L. DE C.V.※所属は取材当時のものです
01志望動機
資源開発者として成長できる環境があると感じた
就職に対しては、資源開発に技術者として携わりたいと考えていました。中でも、陸上で仕事をしたいと考えていたため、海上での探査が主となる石油業界ではなく、陸上での仕事が主で、先輩も多かった非鉄金属業界に絞って活動を行いました。その中でDOWAを就職先に決めた理由は、鉱山開発への投資に意欲的なこと、リサイクル事業への挑戦など将来を見据えた事業展開が行われていて成長性を感じたことが挙げられます。また、資源開発を担当する部署の人数は必ずしも多くなく、さまざまな仕事を経験しながら成長できる環境があると考えました。さらに面談時に、自分の成長に期待してくれていると感じたことも決め手となりました。
02これまでのキャリアパス
- 2017年4月~
- 4月から1か月半、研修センターで新入社員研修。
- 2017年5月~
- DOWAメタルマイン 資源・原料部に配属。鉱山開発に必要な地質や経済等の知識をプロジェクト評価やアラスカでの探鉱などの実務を交えながら学習する。
- 2019年1月~
- メキシコのMINERA TIZAPA, S.A. DE C.V. 探査課に出向。DOWAが出資するティサパ(Tizapa)鉱山で、鉱量計算に必要なデータの収集と解析を行う。また、計画通りの品位で鉱石が出鉱されているかの確認作業を行う。
- 2020年10月~
- MINERA PLATA REAL, S. DE R.L. DE C.V. 計画課に出向。DOWAが出資するメキシコのロス・ガトス(Los Gatos)鉱山で短期採掘計画作成を担うことになる。現在は、坑道(トンネル)の設計に取り組んでいる。
03現在の仕事
鉱石の安定確保のために、
メキシコの鉱山で奮戦中
普段何気なく利用しているスマートフォンや自動車。そこには実にさまざまな金属が使われています。こうした金属の原料となる鉱石を生産している場所が鉱山です。かつて日本には多くの鉱山が存在し、そこから掘り出される鉱石によって、日本のモノづくりが支えられてきました。その後、経済環境の変化とともに国内の鉱山は閉山し、現在は鉱石の大部分を海外からの輸入に頼っている状況です。こうした中、安定的に鉱石を調達し続けるため、DOWAはカナダやメキシコの鉱山へ出資し、探鉱プロジェクトを推進しています。
私は、これまで新規探鉱の調査やDOWAが出資するティサパ鉱山の操業に関わってきました。そこでは金属を含有する鉱石の広がりを調査するため、断面4m刻みの地質図を作成していました。現在は2019年に操業を開始したロス・ガトス鉱山に異動し、鉱石を掘り進むために必要な坑道(トンネル)の設計に取り組んでいます。
04仕事のやりがい
現地のベテラン技術者にもまれて、
国際的なエンジニアに成長
もともと海外で働きたいという夢があり、大学院生時代にスペインへ3か月間ほど語学留学をしました。今、こうしてメキシコの鉱山で働くことができ、夢を達成しているという感慨があります。ティサパ鉱山にはメキシコのベテラン技術者が集まっているのですが、当初はスペイン語や専門技術が拙い状態で現地の方と一緒に仕事を進めることに不安がありました。メキシコでは、現地の人たちが雑談をしながら働いていますが、その輪の中に入って積極的に会話をしないと、仕事上に必要な情報が十分に手に入りません。そのような働き方は日本では中々経験できないことで、海外で働くことの魅力の一つだと感じています。いつの間にか現地社員と協力しながら働いている自分の姿に気づいた時に、国際的なエンジニアとして成長している実感が沸いてきました。
05キャリア像
オーストラリアでの鉱山開発を夢見て、
今は知識と経験を積む
大学院生時代に1年半オーストラリアに留学し、環境管理について学びました。それ以来、いつかはオーストラリアで働きたいと思うようになりました。オーストラリアは鉱山大国であり数多くの鉱山が存在します。また、治安や政治の安定性からも鉱石の調達先として魅力的な国です。DOWAは積極的に海外の鉱山権益の確保を進めているため、いつかオーストラリアでの鉱山で働くことができるチャンスがあるかもしれません。広大なオーストラリア大陸のどこかで鉱山開発に携わるためにも、まずはメキシコの鉱山で精一杯頑張り、知識と経験を蓄えています。
06学生に伝えたいこと
少数精鋭だからこそ、
チャレンジできる風土がある
DOWAは働きやすい会社だと良く耳にします。特に家族を持った先輩方からそういった話を良く聞きます。また、少ない人数でスケールの大きな仕事に取り組むことが多いため、若いうちから裁量の大きな仕事を任されます。海外に派遣される時期も早めで、海外鉱山の現場で経験を積みながら若手を育成してくれる環境が整っています。さらに、学ぶ意欲のある人に対してのサポートもあり、スキルを磨きながら会社に貢献していく働き方をすることができます。一方、知識については教えを待つのではなく、自分で学習していく姿勢も重要になってきます。
07ある1日のスケジュール
※ティサパ鉱山での1日
- 6:30
- 出社。前日の採掘状況、本日の採掘箇所の確認。他部署との連絡はスペイン語で行う
- 6:45
- 探査課の朝礼に参加。各員が本日の業務内容や保安情報を周知
- 7:30
- 地質図作成の準備として坑内地形図を印刷。作業着に着替え、保安具を装着
- 8:30
- 坑内(地下800m)まで降り、地形図に地質情報を書き込む
- 13:30
- 地表に戻り、昼食
- 14:30
- 地質図清書。PCに取り込み、過去の図と比較しながら鉱体の変化を考察
- 15:30
- 前日・本日採掘された鉱石の品位を計算し、操業に問題がないかを確認
- 17:00
- 退社
08モットー・趣味・OFFタイム
異文化に触れることが、最高の気分転換
メキシコは国民性や街並み、風景が日本とは異なるため、日々新しい発見があります。休日はお酒が好きなメキシコ人たちとタコスを食べながら交流し、賑やかで楽しい時間を過ごしています。現地のお祭りにも積極的に参加し、日本では経験できない刺激的な体験をしています。海外にいると言語の壁や文化の違いで困ることもありますが、こうした違いを感じることが刺激となり、良い仕事の息抜きになっています。
同じ事業に所属する社員
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