Heat Treatment
熱処理
熱処理部門は、浸炭・窒化技術、設備設計技術などにより、金属部品の耐久性向上に欠かせない熱処理の分野で、工業炉製造や加工サービスを提供しています。
コア技術
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- 熱技術(加熱・断熱・冷却)
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- 高効率な熱技術を利用した省エネでかつ生産性の高い設備の設計・製造
- アンモニア・水素といった非化石燃料を熱源に採用する技術を研究開発中
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- ガス反応技術
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- 炭素の代わりに窒素を用いて、鋼を高強度化する新制御窒化を開発し脱炭素化に貢献
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- 真空技術
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- 真空中ではガスと鋼の反応にムダが無く高効率な熱処理が実現可能
- CO2をほとんど排出しない浸炭処理の実現も可能
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- プラズマ技術
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- DOWAのプラズマプロセスは3種類。CVD(プラズマ)、PVD(イオンプレーティング、スパッタリング)によって様々な成膜が可能
- 耐摩耗性、耐衝撃性、低摩擦係数を実現
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- 表面分析・評価技術
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- 熱処理・表面処理に関する物質の特性や機能性の評価が可能
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- 熱・流体解析技術
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- 通常は見ることのできない設備内を熱・流体解析で可視化することで、プロセスの最適化や技術開発のスピードアップを実現
コア技術の活用事例
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- 浸炭焼き入れ技術
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- 代表的なプロセス
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- 技術の特徴(差別化ポイント)
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- 自社製設備を使用しており、設備面・プロセス面からのアプローチが可能
- 設備メンテナンスから人材育成まで、熱処理プロセス全体をサポート
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- 窒化技術
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- 代表的なプロセス
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- 技術の特徴(差別化ポイント)
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- 温度や窒化ポテンシャルを制御すると化合物層の形態を変化させることができる
- EBSD分析により化合物層の形態を解明することができる
- 化合物層形態により機械特性の改善が可能
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- プラズマ技術
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- 代表的なプロセス
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- 技術の特徴(差別化ポイント)
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- プラズマ窒化は治具を用いることで容易な防窒が可能
- 通常ガス軟窒化では困難なSUS系の窒化が可能
- 白層レス窒化、Fe4Nなどの優れた化合物層形態などの制御が可能
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ターゲット原料、原料ガスの組み合わせによって様々な膜種、特性に対応
(DLC、Ti系、Cr系など)