INTERVIEW
社員インタビュー

メインイメージ
新人でも自主性が尊重され、
ひとつのプロジェクトに深く関われることも
DOWAの生産技術職ならではの特長。
解析プロフェッショナル
工学院量子理工学専攻 修了
DOWAテクノロジー株式会社 西部生産技術センター
※所属は取材当時のものです
PROFILE
学生時代からバイクに乗っている。DOWAグループ内にもバイク仲間がいて、一緒にツーリングすることも。昨今は、オフロードにもチャレンジしている。北海道出身だが、岡山にきてからは冬でも滅多に雪が降らないからバイクに乗れるのが嬉しいと語る。
CAREER PATH
2014年(入社) 西部生産技術センター

テクニカルトレーニングセンター 伝熱実験装置製作

機能材料研究所 設備改善

フェライト粉製造設備増強プロジェクト 等

▼
DOWAを志望した理由
インターンシップに参加して ものづくりの現場に魅了される。
大学院では核融合を、中でも材料について研究していました。研究を続ける選択肢もありましたが、修了が近づくにつれ身近な製品につながるようなモノづくりに携わりたいと思うようになりました。
DOWAを知ったのは、所属していた研究室のOBが入社していたからです。3つ上の先輩で、大学院時代から色々と相談に乗って頂くなどお世話になりました。その先輩から自動車や電子部品などの素材を供給する業界について聞いたことをきっかけとして、非鉄金属業界に興味を持ち、インターンシップに応募しました。社員の方の仕事風景を見て、DOWAの生産技術職は、ラボスケールの研究開発からスケールアップした大型のプラント設備まで幅広い領域に携わっている事や、社員の方々が明るく自由にやっていたところに魅力を感じました。企業としてもリサイクルや熱処理など色々なことを事業にしている点が世界に貢献できるビジネスに思えたこともあって、DOWAを第一志望としました。
自主性を尊重する社風
入社早々、DOWAグループ全体で使う 実習用の伝熱実験装置を製作する。
入社して、まだ3カ月が過ぎたくらいの頃でした。上司から、実習用の伝熱実験装置を作ってみないか、と。いきなりそんなふうに提案されても経験がないので上手くいくか不安でしたが、全力でサポートするからと言われ、着手しました。
もう少し具体的に言うと、熱の移動の仕方を学ぶためのもので、二重管式の熱交換器を使い温水と冷水を交換器の中に通し、温度差が何度つくのか、冷水が何度上昇するのか、この形状であれば熱効率はどの程度になるのかなどを、まず伝熱計算で算出します。それを交換器で実際にやってみると、計算値との差異が生じます。なぜそうなるのかを考え、実感しながら伝熱について学習するための装置です。
実は、ひと通り装置が完成した段階で、設計通りに計算が合いませんでした。色々検証してみると、温度計の設置方法、水の実際の流れ方が自分の考えていたものと違っていたなどの問題点が発覚。試行錯誤や改善を繰り返し、最終的には何とかクリアしましたが、周囲はそんな様子を見て、一年目の新人にはまだ無理だったかな…と思ったかも知れません。でも、最後まで任せてくれましたね。
紆余曲折はあったものの、基礎設計から詳細設計に至るまで自分なりの考えを貫きました。入社して間もないペーペーが作った装置が、現在グループ全体の実習に使われています。設計・製作に際しては、学生時代に学んだ知識ももちろん役立ちました。でも、何より力になったのは近くで見守ってくれた上司や先輩、同僚社員の方々で、知見が圧倒的に高く、それをお借りできたことです。そんな力をどんどん吸収して成長していきたいと思っています。
イメージ
生産技術の仕事の深さ
計画段階で、製造現場からの 聞き取り調査を徹底的に行う。
DOWAの生産技術職の特長として、ひとつのプロジェクトに深く関わるということが言えます。私が最初に手掛けた生産設備の大型建設案件を例に、どのように関わったかをお話ししようと思います。
エアコンや車載向けセンサーの需要拡大により、フェライト粉製造設備の増強プロジェクトが立ち上がり、入社3年目だった私も携わることになりました。その中で製造設備最終工程の増強建設を担当しました。具体的な仕事としては、粉体をふるいに掛けたりとか粉砕や乾燥する設備の設計、作業動線の最適化などを盛り込み、計画段階から立ちあげまでの全工程を、上司の指導のもとに統括しました。
まず最初に、製造現場からのヒアリングを徹底的に行いました。設備の使い勝手を知りたいとなると、建設の設備担当だけではわからないという話になり、最終的に20人近いオペレータさんからそれぞれ話を訊き、作業の様子も見せて頂きました。現場に深く入り込んで実際にどういうものをどのように作っているかを、自分の中でしっかり噛み砕いた上で設備を創りあげたいとの思いが強かったからです。実はその最初の部分に時間を使い過ぎてしまい、終盤のスケジュールがとても厳しくなってしまいましたが、基本的な仕様を確定させました。
決定した仕様を元に、自分の裁量でプロジェクトの方針を決定し案件を進めました。生産技術部門から私と上司、製造部門の工務、開発担当者などが集まり行われるプロジェクト会議を仕切り、予算やスケジュールの監理、工事施工会社、さらにはその下請け業者さんとの打ち合わせなど、周囲と協力しながら設備立上までやり切る事が出来ました。
イメージ
イメージ

大型建設案件などに於いても、生産技術エンジニアがプロジェクトの最初から最後まで、全工程を統括するケースが多い。

初めての建設案件で学んだこと
現場から多くを学べる環境も DOWAの生産技術職の魅力。
フェライト粉製造設備増強建設では、たくさんのことを学びました。この案件は粉体工学の領域となり、それがまず私にとって新たな分野でした。粉体を取り扱った設備の一例として、圧密や付着が原因の粉の閉塞の検討が必要でした。閉塞を解消させるために、衝撃やエアーブローによる付着の解消、粉が残留しない容器の形状設計にするなど、色々な要素があります。状況によって何が最適か…そういうことは、長年手掛けて経験を蓄積している現場の方がアイデアを持っている場合もあり、自分の知見が大きく広げることが出来た環境でした。
建設を通して、プロジェクトを進行させるマネジメント能力の必要性も痛感し、初めて接した要素技術や粉体の特性に合わせた設備の設計など自分自身の能力アップもしていかないとならなかったので本当に苦労しましたが、この仕事で経験し学んだ事は、今後の大きな糧になったと思います。
イメージ
募集要項の確認・エントリーはこちら
新卒採用エントリー
中途採用エントリー

新卒採用エントリー

新卒採用のご応募を希望する方は、DOWAホールディングス新卒採用ホームページからエントリーをお願いします。

新卒採用エントリー

中途採用エントリー

キャリア採用のご応募を希望する方は、DOWAホールディングスキャリア採用ホームページからエントリーをお願いします。

中途採用エントリー