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Business 事業紹介

鉱山事業・製錬事業から国内有数の
非鉄金属メーカーとして発展してきたDOWA。
広範な事業を展開する現在のDOWAの事業を紹介。

Business

5つの事業と2つの事業サポート

世界に類のない金属を軸とする資源循環型ビジネスモデルで、
豊かな社会の創造と資源循環型社会の構築に貢献
5つの事業と2つの事業サポート

1884(明治17)年に政府から官営小坂鉱山の払い下げを受けて鉱山事業・製錬事業をスタート。以来、DOWAは国内で有数の非鉄金属メーカーとして活躍してきました。現在では、創業以来の製錬事業で培った独自の技術・ノウハウを応用して、環境・リサイクル、製錬、電子材料、金属加工、熱処理と、広範な分野でビジネスを展開。2006年10月からは、持株会社制へと移行し、これら多彩な事業を展開する事業会社5社と、各事業の活動を支える2つの事業サポート会社で構成されるDOWAホールディングスへと進化を遂げています。

廃棄物処理・土壌浄化・リサイクルの3つの事業でめざせ世界のエコリーダー

DOWAエコシステム
環境・リサイクル
廃棄物処理・土壌浄化・リサイクルの3つの事業でめざせ世界のエコリーダー
鉱山事業と環境対策は表裏一体。DOWAが歩んだ135年余の歴史も、一面を見れば鉱山に起因する公害を防ぐための技術開発の歴史と言えます。DOWAでは1970年代からいち早く環境・リサイクル事業に着手。鉱山・製錬事業で培った技術や資源を活用し、環境総合企業として発展してきました。例えば土壌浄化事業では、鉱床探査技術や選鉱技術を応用することで、土壌汚染の調査から浄化まで一貫したサービスを実現。電子材料部門で製造された特殊な鉄粉を用いた浄化方法を確立するなど、他事業と連携しながら環境問題の解決に取り組んでいます。

東南アジアでは近年、経済成長が著しく、日系企業も多数進出しています。しかしながら、廃棄物処理やリサイクルについては対策が十分でない国が多く、環境汚染が深刻化しているケースもあります。そこでDOWAは2009年から東南アジアに進出。現在では4か国6拠点で環境事業を展開しています。そのうちの一つ、PPLI(Prasadha Pamunah Limbah Industri)は、インドネシアで唯一の有害廃棄物の最終処分場を所有する廃棄物処理会社。石油掘削汚泥の現地処理など、地域に合わせたサービスも展開しながら、インドネシアの経済発展を陰から支えています。今後もDOWAは日本で磨いた技術を活かし、東南アジアの環境改善に貢献します。
詳細情報はDOWAエコシステムのホームページへ https://www.dowa-eco.co.jp/

回収元素数世界NO.1!独自の技術で循環型社会実現に貢献

DOWAメタルマイン
製錬
回収元素数世界NO.1! 独自の技術で循環型社会実現に貢献。
DOWA発祥の地、秋田県・小坂鉱山で採掘されていた「黒鉱」は、金・銀などの有価金属を豊富に含む一方、鉛などの不純物も多く処理が困難な鉱石。DOWAではこうした特殊な原料の処理に対応するため、他社にはない独自の製錬プロセスを発展させてきました。小坂製錬では2008年、リサイクル原料の処理に対応したTSL炉を導入。亜鉛生産量国内1位の秋田製錬をはじめとするグループ各所と連携することで、多種多様な原料から効率的に20種類以上もの金属を回収・供給しています。製錬はDOWAの祖業であり、今もなお中核的な地位を占める事業です。

製錬の海外事業展開はかつて鉱山開発が中心。今なお各製錬所に適した精鉱原料を求めて、海外で鉱山開発を進めています。また鉱山を持つことで自社原料の安定調達にも努めています。さらに、白金族リサイクル事業において、米国とチェコにサンプリング拠点を設置し、日本国内だけでなく米国、欧州、アジアから使用済み自動車排ガス浄化用触媒等の原料を集荷しています。近年では、アメリカにDOWA METALS&MINING AMERICA INC.を設立し事業拡大に取り組んでいます。亜鉛事業では、自動車メーカーや鉄鋼メーカーの海外展開の動きに即応し非鉄金属業界では唯一、タイに亜鉛の加工会社を設立。東南アジア全域への亜鉛の販売拡大に取り組んでいます。

エレクトロニクス分野でさらなる成長分野へ挑戦する

DOWAエレクトロニクス
電子材料
素材からデバイスまで、エレクトロニクス分野でさらなる成長分野へ挑戦する
電子材料事業のルーツは1965年。岡山県・柵原鉱山で採掘されていた硫化鉄鉱から鉄粉を製造したことが始まりです。その後も製錬事業で回収した有価金属を利用して電子材料や半導体材料を開発。粉体制御技術や結晶成長制御技術などの加工技術を追求することで、他社にはまねできない高機能材料を次々と世に送り出してきました。例えば磁気記録材料。IT企業がデータの保存に用いる大容量テープには磁気記録材料が使用されており、DOWAの世界シェアは90%以上を誇ります。DOWAではさらなるデータの大容量化に対応すべく、新規磁気記録材料の開発にも成功。今後も未来を変える新素材を提供し続けます。

製品サイクルが速いエレクトロニクス業界においてDOWAが高いシェアを獲得できているのは、研究開発、製造、営業が一体となってマーケットニーズに応えてきたから。例えば太陽電池の電極などに用いられる銀粉。太陽電池市場は技術の進歩が早く、ニーズも月単位で変化するシビアな業界です。そこで営業は、世界中のユーザーからニーズをキャッチ。開発担当はそれぞれのニーズに合わせてサンプルを作成し、ユーザーの要望を満たすまで特性改善を繰り返します。開発品が完成したら、製造部門が各所を巻き込みながら量産体制を構築。このように、営業部門の情報収集力、研究部門の開発力、製造部門の供給力を総動員して、一つの製品を世に送り出しています。
詳細情報はDOWAエレクトロニクスのホームページへ http://www.dowa-electronics.co.jp/

自動車からIoT、新エネルギーまで。培ってきた技術で高機能材料を提供

DOWAメタルテック
金属加工
培ってきた技術を未来へ繋ぐ。成長が見込まれる自動車部品や情報通信機器をさらなる発展へ。
製錬事業で生産された銅を原料に伸銅品(銅や、銅の合金を薄く伸ばしたもの)を製造したのがDOWAの金属加工事業の始まり。合金設計や加工熱処理による組織制御技術を組み合わせて、これまで多くの優れた銅合金を生み出してきました。伸銅品のほかにも、車載部品の信頼性を高める貴金属めっき加工や大量の電力や過酷な環境に耐えるパワー半導体向け金属-セラミックス基板なども提供。自動運転やEV・HV化など「CASE」と呼ばれる自動車の大きな変革やスマートフォンの5G化などを成長のチャンスと捉え、事業拡大を進めるとともに、成長が見込まれる市場をターゲットに、高機能素材を提供し続けます。

車載用コネクタ向け銅合金やスマートフォンのコネクタ向けチタン銅など、DOWAでは多くのトップシェア製品を有していますが、その競争力を支えているのは技術力だけではありません。DOWAではユーザーの海外生産移管に対応して、中国、タイ、台湾に加工拠点を、中国(深セン)に営業拠点を設立。さらにアメリカ・ドイツの企業へのライセンス供与により、世界中でDOWAの銅合金を供給できる体制を構築しています。
詳細情報はDOWAメタルテックのホームページへ https://www.dowa.co.jp/metaltech/

現代の鍛冶名人。グローバル総合熱処理メーカーとして飛躍する

DOWAサーモテック
熱処理
自動車など耐久性が求められる金属部品には不可欠な熱処理で貢献する現代の鍛冶名人
熱処理とは、熱を加えることで金属を硬くしたり柔らかくしたりして、部品の強度・寿命などを向上させる処理のこと。過酷な環境下で使用される構造部品には、耐久性を高める熱処理技術が不可欠です。例えばエンジンやトランスミッションなどの自動車部品。自動車を構成する部品は約4,000種類、30,000点ありますが、そのうち熱処理加工が必要な部品は8,000点にも及びます。DOWAは、熱処理設備を製造・メンテナンスする工業炉事業(ハード)と、熱処理加工を施す熱処理事業(ソフト)を展開しています。ハード・ソフトの両面から高品質な熱処理技術をユーザーに提供し、豊かで快適な社会の実現に貢献しています。

DOWAでは、日系自動車メーカーや自動車部品メーカーの海外生産拡大に合わせて、海外拠点の整備を積極的に推進してきました。アメリカ、タイ、中国、インド、インドネシア、メキシコと、順次ネットワークを拡大しています。中でもインドでは、唯一の日系事業者として、主な自動車生産エリアに拠点を設置し、日系から欧米系まで幅広い顧客へスピーディーな対応を実現しています。
詳細情報はDOWAサーモテックのホームページへ https://www.dowa.co.jp/thermo-tech/

DOWAを支える生産技術と分析力。豊富な知見はDOWAの貴重な資源

DOWAテクノロジー
生産技術・分析
技術立社DOWAを支える、生産技術と分析力。豊富な知見はDOWAの貴重な資源。
DOWAが展開する事業は、それぞれトップシェアを誇る独自の製品・サービスを有しています。こうした競争力を支えているのが、生産技術・分析部門です。DOWAテクノロジーは5つのコア事業を横断した技術サポート会社として、各事業との密接な連携のもと、建設・設備改善・設備開発・保全・分析・評価に関して、検討から実行までの幅広い範囲を担当しています。時には製造・研究開発部門と一体となって、試作段階から入り込んで検討をする場合も。生産技術・分析はDOWAの「縁の下の力持ち」として、“より効率的、より高品質、より高機能なモノづくり”の実現に貢献しています。

生産技術では、プロセス・構想設計、設備開発・建設から既存設備の改善・保全まで携わっており、対象設備も小さな治具・装置から大規模なプラントまでさまざま。スタッフは幅広い業務を経験することで、生産技術エンジニアとしての技術や知識、ノウハウを拡げています。DOWAが誇る独自製品の大半は、生産技術スタッフが開発したオンリーワンの生産設備によって生み出されたもの。“世界のどこにもない製品”を生み出す、“世界のどこにもない生産設備”を開発しています。分析では、表面分析から物性評価、化学分析までの幅広い分析業務を実施。これだけ多くの分析技術を持っている企業は極稀です。
詳細情報はDOWAテクノロジーのホームページへ https://www.dowa.co.jp/dtc/

国内外に数多く存在するDOWAグループを、経営面から支えるエキスパート集団

DOWAマネジメントサービス
経理・システム等
国内外に数多く存在するDOWAグループの企業価値を、経営面から支えるエキスパート集団。
DOWAグループにおける事務業務の「集約化」、「標準化」、「効率化」を図ることで品質の向上と機能強化を進め、DOWAの発展に貢献するのがDOWAマネジメントサービス。DOWAグループ各社が抱えるさまざまな課題に対して、最適なソリューションを提供しています。今後は、想定される少子高齢化による労働力減少に対応すべく、ITツールを積極的に取り入れ、DOWAグループの事務業務の効率化を一層進めるとともに、中国や東南アジアなどの海外拠点のサポートも担当します。また、ダイバーシティ推進や、育児などのワークライフバランスに配慮した働きやすい環境を構築します。
詳細情報はDOWAマネジメントサービスのホームページへ https://www.dowa.co.jp/dms/