INTERVIEW
社員インタビュー

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資源循環型事業体に興味を惹かれDOWAを志望。
学生時代から手掛けていた成分分析で
研究から産業排水まで幅広く貢献。
化学分析スペシャリスト
自然科学研究科理学専攻 修了
DOWAテクノロジー株式会社 西部テクノセンター
※所属は取材当時のものです
PROFILE
大学院時代は環境水中の成分を自動分析する装置の研究などを行っていた。勤務地となった秋田、岡山はどちらもそれまで縁のない地域だったが、その土地の食べ物を楽しんだり、休みの日には積極的にその周辺の名所を訪ねたりしているという。
CAREER PATH
2012年(入社) DOWAテクノリサーチ(株)秋田センター

COD自動分析計の導入

電解液中Co分析の効率化

原料鉱石の成分分析

工程試料の分析 等

2016年 西部テクノセンター

排水分析の効率化

研究開発に伴う組成分析

原材料の不純物分析 等

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DOWAとの出会い
学生時代から環境水の分析を手掛け、 DOWAという企業を意識する機会も。
大学院時代、所属していた研究室が開発に携わった排水の自動分析装置が、DOWAグループ企業の産業排水のホルマリン濃度を計測する自動分析器として導入されることになりました。その案件に私が直接関わったわけではありませんが、様子を見ていて自分がそれまで行ってきた水に含まれる成分分析の研究が、このような産業で実際に活用されるという実感を得ることができました。それと同時に、DOWAという企業を意識するきっかけにもなりました。
その後、就職活動をする段階になって、リサイクルという社会貢献度の高い事業を行っているDOWAに興味を持ちました。さらには、自社グループの事業だけで資源循環を実現しているという他に例を見ないDOWAの大きな特長を知り、この会社で働いてみたいと思いました。
分析の仕事とは
サンプルの分析だけに留まらず、 分析手法の改善提案、導入も手掛ける。
DOWAの分析業務は大きく分けて、金属などを電子顕微鏡で調べる表面分析と化学分析の二種類があり、私が担当しているのは基本的に化学分析のほうです。
秋田センター時代は原料となる鉱石の成分分析や工場から毎日出てくる工程試料の分析などが日常的な業務としてありました。鉱石は、それに含まれる成分が納入元のデータと一致するかを調べるのです。
岡山の西部テクノセンターに異動してからは、研究開発部門からサンプルの分析を依頼されることが多いですね。昨今ですと、燃料電池の組成を分析したり、研究開発で使う原料の不純物の濃度を調べたりですとか、そういうことを日々行っています。
その都度分析対象が異なるので、まずどういう手法で分析するかを検討するところから始めます。塩酸や硝酸などの酸を加えて加熱して溶解して終わりというものもあれば、アルカリ溶融を経て酸で溶かす処理をするなど、サンプルによってケースバイケースです。
このような日常業務と平行して、最新の分析手法の導入などにも携わります。そのひとつが「排水分析の効率化」で、これは私から改善案件として上司に進言しました。これまでサンプルの濃縮処理を行っていたものを、新たな分析機器の導入により濃縮しなくても可能な方法に更新しました。分析方法を変えるというのは、これまでのやり方と結果に違いが出てはならないので、簡単なことではありません。ほんとうに問題ないか、何度も試験を繰り返しデータを録り、導入決定に至ります。
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この仕事の魅力・やりがい
研究開発から出荷にまで関わる重責を担い 日々スキルアップを心掛ける。
単純に「これを分析して」と依頼があり結果を付けて返すだけなら、数字以外特に記憶にも残らないと思うのですが、製造現場と近いだけに常に緊張感を共有しています。結果次第では出荷が止まることもあります。数値が規格から外れたらすぐ現場へ連絡し再分析するなど、現場と直接やり取りをしながら分析することも多く、共にものづくりをしているという感覚で仕事ができます。
また、DOWAの場合は事業領域が広いこともあり、取り扱う試料が鉱石や製品、排水など多岐にわたります。特に研究開発部門からは色んな依頼を受けますので、様々な分析手法についての知識が必要とされます。依頼者の要望に応えられる最適な方法を提案するため、日々分析技術についてはもちろん、取り扱う試料についても学ぶ必要があります。
研究開発や製造工程における製品の良し悪しの判断基準を分析が担いますから、責任も重大です。各工程の目的や内容を理解した上で、求められる精度やスピードを満たす分析方法を事前に開発する必要があるので、これも大きな使命感とやりがいを感じますね。
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仕事場の環境・雰囲気
秋田は雪が心配?そんな不安も 暖かく迎え入れてもらい一蹴される。
私は出身も大学も熊本ですが、DOWAに分析職で入社すれば勤務地は秋田、埼玉県の本庄、岡山のうちのどこかになることは当然予想していました。出身地から遠く離れることに懸念はなかったのですが、秋田だけは雪が大変だろうな、と。それが入社早々いきなり秋田でしたので正直不安でしたが、秋田の皆さんは私のことを“雪がほとんど降らない所から来た人”だと気遣ってくださり、特に問題もなく穏やかに過ごせました。
秋田センターでは、製錬の工場から毎日工程試料が出てきます。それをいかに早く現場にフィードバックするかが重要ですので、分析もテキパキとこなしていきます。一方、岡山の西部テクノセンターでは研究開発部門への対応が多いためじっくり時間を掛けて取り組むような分析で、両者の雰囲気はかなり違いますね。
また、西部テクノセンターには元々研究開発に従事していた方もいますので、研究開発のことも色々と訊きながら分析業務に勤しんでいます。
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