INTERVIEW
社員インタビュー

メインイメージ
電気系生産技術職の業務領域に留まらない
チャレンジ精神を発揮し、
グローバルスケールの活躍を目指す。
システムエンジニア
シミュレーション学専攻 修了
DOWAテクノロジー株式会社 中部生産技術センター
※所属は取材当時のものです
PROFILE
以前、タイ・メキシコ・中国などの海外案件を担当する予定が、異動や別案件により断念。その後も海外案件を手掛けグローバルスケールで活躍したいという強い希望を持っている。一方、休日は子供とアンパンマンを見たりショッピングモールを探検するという家族想いな一面も。
CAREER PATH
2013年(入社) 関東生産技術センター

ケミカル品製造設備 建設・改善・保全

銀粉(金属粉)製造設備、銀粉(金属粉)排水処理設備

めっき加工部 建設・改善・保全

めっき(貴金属)ライン、めっき排水処理設備 等

2017年 中部生産技術センター

めっき(錫)ライン 建設・改善

洗浄ライン 建設・改善

切断(スリッター)ライン 建設・改善 等

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DOWAを志望した理由
居酒屋アルバイトで培った“忍耐力”を携え、 幅広い業務に挑みたい。
学部は電気系だったのですが、大学院ではシミュレーション学を専攻しました。研究対象は理工系に留まらず社会科学や経済のシミュレーションも行うような研究室でしたので、幅広く色々なことをやりたい私の趣向に合っていました。
DOWAのことは学部時代に知って、気になっていた企業のひとつでした。技術立社を標榜し高い技術力を持ち事業フィールドが広いこと、昨今は海外に工場を建設する案件も多くグローバルな活躍が期待できそうに思えたことなどが、専攻を選んだときと同様、自分に向いていると感じました。
就職活動を始めて、いろいろな会社を訪問していくなかで、DOWAの人事部の採用担当の方は、他の会社にはないような接し方をしてくれたことが今も強く印象に残ってます。私は学生時代、8年にわたって居酒屋でアルバイトをしていました。昼の3時くらいに出勤し朝の5時まで働き、帰宅して少し寝て9時から大学に行く…というような生活でした。それでもなんとか学業もこなし、大学院まで無事に修了できたのですが、DOWAの人事部はそんな忍耐力も評価してくれたのかな、と思っています。
入社後の印象は、想像以上のフィールドの広さや高い技術力を実感じました。若手でも自由にやらせてもらえるので、設備を“自分色”に変えることができます。
生産技術(電気担当)の仕事とは
プラントやラインの新設・増設に際し、 電装全般の仕様決定・設計を担う。
入社して最初に関わった大型案件が、ケミカル品製造設備の建設でした。この案件で私は電気系の生産技術者として、大容量タンクの設置、工場全体をつなげるネットワーク化、排水設備のフィルター装置の制御関係、電柱の移設などを担当しました。タンク自体の設計などは機械系担当が行いますが、レベル計、流量計、温度計などタンクに装着する計装機器類や受液・送液の自動弁やポンプの制御、そういうもの一式の仕様決定から設計までを電気系担当として私が行いました。
ケミカル品の工場ですと、このように中規模プラントのようなイメージですが、めっきなどの場合は板状の銅を搬送するラインなどメカトロニクス的な部分があり、そういった設備の制御関係も手掛けます。
中部に異動してからは、こちらは大型のラインが多く自動化が進んでいるため、仕事内容もちょっと変わってきました。製造物を取り出したり切り替える仕組みだったりとか、そういう部分で制御を行うような設備開発や改善案件が多くなりました。
また、DOWAの生産技術職の場合、製造の現場と非常に近いことも大きな特長と言えます。例えば、伸銅品をお客様の仕様に合わせて適切な幅に切るスリッターラインの建設案件。これは既存設備がかなり古かったため、常にオペレータが張りついていないといけませんでした。既存設備を更新するにあたり、現場の生の声を常に訊きながら開発を進めました。
具体的には、熟練オペレータと一緒に作業内容の確認を何度も行いました。たくさんのツマミを操作しながら「このタイミングで、この力を掛けるとちょうど良いんだ」というような作業を、プログラムを組み制御によって自動化。その結果、これまで5個くらいのツマミを動かして操作していたものがツマミ1個でできるように作業性を向上させました。と同時に、品質の安定化などの生産性や安全性を高めることにも貢献できました。
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電気・電子系の生産技術エンジニアとしても、DOWAの場合その守備範囲は広範である。
さらには、機械系や化学の領域にまで及ぶこともある。

生産技術職が担う仕事の幅広さ
電気担当でありながら、化学や機械の領域まで テリトリーを越えて携わる。
めっき加工部で、めっきしたあとの廃液から錫を回収しようというプロジェクトが持ち上がり、ビーカーや加圧ろ過器などを使うラボ試験から携わりました。例えば、どのように撹拌すれば錫が取りやすくなるか実験を繰り返し、プロセス設計を行う。ほぼ化学や化学工学の領域ですね。錫を抽出するプロセスでは、錫をイオン化した状態の時に活性炭を入れて、そのあとで錫を凝集させる工程にすると錫が取れやすいことを発見、これは特許を出願しました。この時はセンター長が化学にも詳しく、何でもチャレンジさせてくれる人だったことも大きかったと思います。
本来、電気担当だったら配線関係や制御盤の設計とかそういうのしかやらないと思うんですけど、通常なら機械担当が担うような配管の設計、建屋のレイアウトなども手掛けました。電気系の生産技術者がここまでやるケースは、ほかではあまり例がないんじゃないでしょうか。色んなことにチャレンジし技術屋として成長を実感できることが、何より楽しくやりがいになっていると思います。
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使命感を持って取り組む
DOWAの製品が、国内外の産業の 一翼を担っているという自負。
ケミカル品製造設備で大きなトラブルが発生したときは、他の事業所からも応援に駆けつけ総力を挙げて取り組み、復旧や新規設備導入を一週間で行いました。その設備では各種産業に不可欠な金属材料を製造していて、操業停止が長引けばその影響は自社だけに留まらず特に国内外の自動車業界やソーラーパネル業界にも多大な損失をもたらすことになります。ですので、非常に大きな使命感を持って取り組みました。
本件は、一日でも早い復旧が求められるケースでした。それでも設備を更新するからにはただ元通りにするのではなく、厳しくなった安全基準に適合させることと、前より使いやすい物にすることを心掛けました。結果、ボタンひとつで製品ができるぐらい自動化して、安全性、生産性も向上させました。
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