INTERVIEW
社員インタビュー

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大型プラントからメカトロニクス設備まで。
幅広くモノづくりに関わることができるのが
DOWAの生産技術職の大きな魅力。
プラントエンジニア
理工学研究科 知能機械システム工学専攻 修了
DOWAテクノロジー株式会社 秋田生産技術センター マネージャー
※所属は取材当時のものです
PROFILE
高校〜大学の部活でバドミントンをやってきて、今も週2回のペースで活動している。最近も市民総体にダブルスで出場し優勝するなど、その腕前は確かだ。最近は、二人の子供たちがラケットを握って振れるくらいまで成長したので、週末は一緒に楽しんでいる。
CAREER PATH
2005年(入社) 北部生産技術センター

新炉(TSL炉)建設 等

2011年 小坂製錬(株)

Sn(錫)回収工場新設

サンプル空気輸送設備導入 等

2014年 西部生産技術センター

マネージャー(管理職)に昇格

誘引ファン移設更新

炉内足場組改善 等

2018年 秋田生産技術センター

中和工場増強建設 等

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DOWAを志望した理由
仕事、分野の幅広さが自分に合っている と感じてDOWAを志望。
子供の頃から機械いじりが好きで、将来はモノづくりの現場に携わりたいと思っていました。
大学では機械工学を専攻、大学院では材料系の研究室に所属したので、そこでDOWAという企業の存在を知りました。企業選びに際しては、私の性格上ひとつのことを深く極めていくよりも、幅広く色々なことをしたかった。その点でもDOWAの生産技術は、製錬のような大型のプラント設備から、精度やスピードが要求されるメカトロニクス設備まで幅広く関われるチャンスがあると考え、志望しました。
最初の配属は秋田の内陸、かつて鉱山の町として栄えた歴史のある小坂でした。第一印象は、自然も豊かでジブリの世界のような風景だな、と。工場内は設備の規模が大きいことにも圧倒されました。そんな小坂で9年過ごしましたが、仕事はやりやすく居心地の良い環境だったと今も思い出します。
生産技術(機械担当)の仕事とは
入社6年目にして、工場の機械設備を 計画の白紙段階から一貫して手掛ける。
生産技術職の仕事を、錫回収工場新設を例に具体的に紹介します。
電子基板等をリサイクルするTSL炉から排出された不純物から、さらに錫(Sn)を抽出して製品化したいという案件が示されました。研究室レベルでは何とか行けそうだという話でしたが、その時点でどのような工場にするかはまったくの白紙。
電子基板には錫と鉛の合金であるハンダが大量に含まれますが、錫と鉛はとても相性の良い金属のため分離が難しいとされてきました。そんな錫の回収工場を一から作りあげるというプロジェクト。入社早々新炉建設に携わった経験以降一人で任される仕事が増えてきた中で、私はこのプロジェクトに機械担当のリーダーとして参画することに。入社6年目でした。
まず最初は、研究開発担当と詳細に議論を繰り返し色々と詰めて行くところから始めます。建設計画、予算、設備設計、仕様策定など、連日の会議を経て青写真を描いていく。例えば、炉には高炉、反射炉、焙焼炉など色々ありますが、最終的に電気炉を採用することに。そういういちばん基本的な部分の仕様決定にも関与します。その後、研究室の試験官レベルで成功していた錫の回収を中規模試験装置で検証し、さらに具体化していきます。
詳細設計に入って行くとエンジニアリング専門会社の協力も得ますが、そうした機械関係のまとめ役も担います。工事が始まると工程や予算の管理など工事監理が重要な仕事となります。そしていよいよ試運転という段階に。
白紙の状態から携わり完工まで約2年を費やし、ひとつの工場を建てました。初めて炉から錫が抽出された時は安堵で身が震えました。
その後も順調に稼働し、この工場は当初の想定以上の利益を生み出しています。
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多くの場合、生産技術エンジニアの仕事場は、生産拠点内にあり、
日常的に生産設備や生産に携わる人々と接することができる環境である。

管理職として
自ら現場の課題を発見、主導的立場で 設備改善を手掛け、大きな成果得る。
岡山の西部生産技術センターに異動となって管理職に昇格し部下もでき、しばらく経った頃のこと。当時は現場から多量の設備修理依頼が舞い込み、日々それをこなしていく状態にありました。部下たちのモチベーションが低下しているのを感じた私は、やらされる仕事ばかりじゃつまらないと考え、ある計画を立てました。
自分たちから発信して何か達成したいという思いで、部下たちとこっそりプロジェクトを作って、空き時間で議論を重ねました。そこで具体化したのが、炉内の足場組改善です。
基本的に、生産技術の仕事は現場からの困りごとや問題について改善の依頼があり、それに対して色々と対策を考えて対処していきます。しかしこの案件は、問題点の抽出から対策の提案・実行までを、私たち自らが主導して行いました。
足場組改善?ちょっと地味に思われるかも知れませんが、色んな局面で大きな成果をもたらした改善案件だと自負しています。非常に危険を伴いかつ専門性の高い作業を、業者にお願いせずに自分たちで安全に行えるようになりました。また、操業停止期間を短縮できたので収支改善にも大きく貢献しました。現場からも大変感謝されましたし、この改善案で特許も取得できました。
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DOWAの生産技術職の特長
生産の現場に直結していることが 大きなやりがいにつながっている。
DOWAの生産技術職は、生産の現場に近いという大きな特長があります。
自分の作った設備をそのまま現場が使ってくれるので、その感想をダイレクトに聞くことができます。その設備が良ければ直接感謝され、やりがいを感じます。逆に、現場にとって使いづらい設備の場合は遠慮のない感想を言われますが、これもDOWAならではであり、次の設備に活かせる貴重な経験になると思っています。
一般の設備メーカーの場合、装置を導入したらひとまず任務完了であり、大きな不具合が無い限りは、入れた設備がどのように使われるかはわかりません。ましてや、実際に使う人がどのようなことを感じて使ってくれているかまでは伝わってこないでしょう。
また、足場組改善のようなケースは、常に現場を見ているゆえに成し得たものであり、現場に近いことが会社全体にも大きく貢献していると思います。
そして、フィールドの広さも大きな特長のひとつです。
大型のプラントから、メカトロニクス装置まで幅広く携わるチャンスがあります。私のように、色々なことにチャレンジしたい人はもちろんですが、何か一つを追求したい人も来て欲しいですね。DOWAの生産技術のメンバーには、あらゆる設備に関する知識が豊富な人もいれば、この設備については一番詳しい!と言われる人まで多種多様で個性も豊か。そういう人たちが集まることで、さらに高いレベルの仕事ができると思っています。
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