燃焼加熱システムには、排熱を有効利用して消費エネルギーを抑えるリジェネガスバーナーを標準装備。さらに、炉内の雰囲気ガスをシミュレーション解析し、ガス導入口の位置や数の最適化を追求。省エネ化および環境負荷の低減を実現します。
工業炉の外壁に用いているのは、微細な多孔構造の高機能断熱材。(炉内から炉外への)熱伝導を最小化し炉外へ放出する熱エネルギーのロスを抑制します。また、炉壁の表面温度が下がり、作業環境の安全性を高めます。
炉の内壁には、断熱性能に優れたかさ密度の小さいセラミック断熱材を採用。炉体の内外を最適な断熱材の組み合わせにより加熱効率を高め、エネルギーコストを大幅に削減します。かさ密度の小さい断熱材により蓄熱量が低減でき、設備の立上げ時間を大幅に短縮することが可能になります。
鍛造や機械加工などにより被処理品に付着した防錆油、加工油を除去。浸炭など熱処理加工の品質を高めます。またご要望により、洗浄と余熱を兼ねた脱脂炉を併設し、熱処理加工の省エネルギー化を図ります。
バッチ炉と同じスペースに設置でき、生産性の向上とランニングコストの削減を実現します。
熱処理加工後の被処理品を冷却する際に付着した油を取り除きます。
焼入れによって硬化した被処理材を再加熱して粘性を高めます。被処理材の用途に合わせて、高温焼戻炉と低温焼戻炉をセレクトできます。