語学も問われる。眼力も問われる。
何より「人と人」の信頼関係が、
海外のトレーディングでは鍵を握る。
志水 創一 Souichi Shimizu
環境・リサイクル
2010年入社 国際関係学部 国際関係学科卒
DOWA International Corporation
温泉巡りや旅行、トレッキング、ドライブなど趣味はいろいろありますが、個人的な夢は「鷹匠」になることです(笑)。ストレス解消のために、職場と家庭のほかに「サードプレイス」を持つようにしています。
Career path
2010年6月〜
埼玉県にある金属リサイクルの工場で生産管理を担当。
人生で一度も足を踏み入れたことのない環境だったため、サークル活動や、街中の屋台で人間関係を築くように心がける。
2013年4月〜
本社でリサイクル事業の会計を担当。従来の書式や運用方法を再設計し、業務の効率化を行う。
2016年4月〜
海外営業として、Eスクラップと呼ばれる廃電子基板の集荷業務を経験。
2017年8月からはニューヨークのDOWA International Corporationに出向し、現地での購買営業を担当。
現在の仕事
現代が生んだ「都市鉱山」。
新たな鉱脈はどこにあるのか、探している。
DOWA International Corporation(以下DIC)は、ニューヨークとサンノゼに拠点を置く営業会社です。その中で、私の所属するリサイクル部門はおもに北米および南米諸国を活動範囲として、グループ会社の小坂製錬で使用する処理原料の購買営業を担当しています。具体的には金、銀、プラチナ、パラジウムなどの貴金属を多く含有する廃電子基板を取り扱っています。廃棄された電子基板は、実は鉱山から採掘された鉱石に比べてより多くの貴金属が含まれており、近年では「都市鉱山」と呼ばれるなど注目も高まっています。まだ赴任して間もないのですが、私のミッションは新規顧客の獲得です。関係業界の展示会に参加したり、ご紹介を受けたりと、ルートはさまざまですが、お客様とDOWAの双方にメリットがある原料は何かを探り続ける日々であり、さながら地上に眠っている鉱脈探しのような印象です。
仕事の醍醐味
相手は規模もスタイルも、国籍も人種も、何もかもが「多種多様」。
有価金属が含まれる廃電子基板をEスクラップと呼びますが、この回収市場は年々競争が激化しており、担当エリアの北米や中南米だけでなくアジア圏やヨーロッパ諸国、さらには普段は耳にしないような途上国にいたるまで、あらゆるところで取引がなされています。取引先の規模やスタイルも千差万別で、トラック一台で駆け回ったり、露店にEスクラップを並べるような個人経営者もいれば、ひっそりとした郊外だけを物流拠点にするトレーダー、広大な敷地にさまざまな機械設備を導入し分別に特化する組織もあります。Eスクラップは希少な金属を多く含有する高価なものである一方、適切な処理と分析評価がなされるまでは真の価値がわからないという、特殊な商材です。損をするか得をするかは、ものの価値を見極める眼力によります。そのような不確かなビジネスの中で私が大事にしているのは、信頼関係です。お互いの眼力は信用できるか、誠実な姿勢を貫けるか、評価の適正さは担保されているか。国籍も人種も、文化も言語も飛び越えなければならないケースが多く、国内営業と比べればはるかに難しいと実感しますが、だからこそお互いに利益が生まれた時の達成感は格別です。
成長の転機
時間がかかっても、しっかりと理解する。そこから改善策は見えてくる。
本社の事業部で会計担当をしていた時期が、私にとって飛躍的な成長の時期だったように思います。それ以前には会計業務に携わったことが一切なく、当初は右も左もわからない状況。定型業務だけで精一杯でした。まず到達しようと奮闘したのは、しっかりと自分の言葉で説明できるレベルまで理解すること。それなりに時間は要しましたが、全体像がつかめるようになるにつれて、日常業務の非効率性や複雑さが浮かび上がってきました。原因は、資料や運用方法が、会計知識の豊富な人員によってつくり上げられた結果、ブラックボックス化してしまったこと。周囲の方々の協力を仰ぎながら、効率的な会計業務のための書式や処理の仕方を再設計しました。ひとつひとつの仕事をただこなすのではなく、我慢強く地道に咀嚼することの大切さを学びました。ただし、現在の営業の仕事は正確性を重視した会計業務とは対照的に、スピード重視。過去の成功体験にしがみつかずに、環境に適応する能力が必要なのだと痛感しています。
最大のチャレンジテーマ
まだDOWAにはないビジネススキームを、自分の手で構築したい。
廃基板を集荷する上で、新しいビジネススキームを構築する。今はまだそのスタート段階でもあるため、きちんとした成果は出ていませんが、これまでとは違った視野を持ち、DOWAの収益に貢献できるスキームにしたいと思っています。言葉や文化の違いに戸惑う日々ですが、その違いを楽しむ姿勢を持ち続けたいですね。
DOWAについて伝えたいこと
この会社は疑問を持ち、考え、行動に移せる人が評価される場所。
どんな職種であれ、日常業務の中でつねに「本当に今のやり方や状態が最適なのだろうか」という視点で主体的に考えることが求められます。周囲を巻き込みながら課題を抽出し、解決へのプロセスを考えてしくみをつくり上げる。DOWAはそうした仕事を任せてもらえるという点で、働き甲斐のある会社だと思います。若くても、しっかり考えて行動を起こす人を応援する風土があります。社内で共感を得ている、協力を得ている人の多くは、ひとりの世界に閉じこもって黙々と机に向かうのではなく、日ごろからワクワクと熱心に、何かを成し遂げようとする姿を見せているように感じます。
  • 出社。コーヒーを飲みながらニュースをチェック

  • 夜のうちに溜まった日本からのメールを確認

  • 品位分析結果と見積もりに齟齬がないか確認

  • 出荷状況を確認のうえ、日本側の事務担当や工場と調整

  • 昼食

  • 月例会議で前月の振り返りと、今月の集荷見込みの策定を実施

  • 購買条件の検討

  • 日本からの問い合わせに対応

  • 退社

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