なぜやるのか。何が目的なのか。
異国の地だからこそ、諦めずに伝え続ける。
誇りを持って働いてくれる現地社員は、私の宝。
眞木 徳彦 Norihiko Magi
熱処理
2006年入社 理工学研究科 物質工学専攻修了
DOWA Thermotech(Thailand) Co., Ltd.
どんなに忙しくても必ず3食とることが私のルール。定期的に現地社員たちと夕食の時間も設けています。人生のキーワードは「It’s gonna be alright!」。休日は家族と一緒に過ごすことを心がけています。
Career path
2006年5月〜
開発センター 生産技術開発部(工業炉部門開発案件担当)
2008年4月〜
開発センター コーティンググループ(新規開発案件担当)
2009年4月〜
熱処理加工部 滋賀工場(生産技術部門)
2013年4月〜
東南アジアPMGプロジェクト(インドネシア新工場立上げ支援・タイ工場増強支援)
2015年4月〜
DOWA Thermotech (Thailand) Co., Ltd.(副工場長)兼 東南アジアPMGプロジェクト
2017年4月〜
DOWA Thermotech (Thailand) Co., Ltd.(工場長)
現在の仕事
熱処理事業における、海外重要拠点の工場長として。
「DOWA Thermotech (Thailand) Co., Ltd.(以下DTT)」において、工場長を務めています。DTTは、金属の耐久性をあげるための熱処理加工や、それを行う熱処理設備の設計・製造と販売を行っている、DOWAサーモテック(株)の海外拠点のひとつで、従業員数は約100名程度にのぼります。その中で、生産・品質管理・生産技術・保全・安全環境などの工場全般を管理するのが私の仕事です。
仕事の醍醐味
繰り返し目的・期待を伝えることで、メンバーがやる気になっていく。
DTTでは2015年度から日本国内の熱処理工場に習い、「QCサークル活動」という取り組みを実施しました。これは、現場作業者が小グループをつくり、現場の問題を発見し、原因究明・対策の実施をするというもの。当初、日本人とは仕事に対するスタンスや常識も異なるため、現地社員たちはあまり積極的になってくれませんでした。その中で、活動の目的や進め方、期待される成果を何度も繰り返し説明した結果、ようやく想いが通じ、活動が活性化された際には大きな達成感を感じました。さらには日本で行われたQCサークル発表会での入賞も果たし、「感動した」「衝撃を受けた」など最大級の評価を受けることもでき、絶対にやり切りたいことのために、周囲と協力して成果を出せたときの喜びは格別に感じることができました。また、現地社員もそうした賞賛によって、自身への誇りや仕事のモチベーションがさらに高まりました。ともに汗を流す仲間がキラキラと目を輝かせ、自らの成長を実感している姿を見ると、私も嬉しくなります。
成長の転機
限界から生まれた仲間意識。団結力は、想像以上のパワーを生む。
2013〜2014年の間、インドネシア工場の設備立ち上げ支援のために、長期間海外生活を送ることになりました。妻を日本に残し、初めて体験する海外勤務。不慣れなことも多く、体調を崩して何度も病院で点滴を打ってもらいました。ほとんど英語の話せない私は、メンバーとの意思疎通もままならず、ストレスも限界近くにまで達しました。しかし、業務としてもさまざまな問題に直面し続ける中で、それらを一丸となって必死に解決しようとしたことで、メンバー同士の仲間意識も芽生え、カタコトの英語でも会話が弾むように。笑顔も増え、何とか業務を遂行することができました。私がその経験から得たものは、チームが一致団結した時には想像もできないような大きなパワーが生まれるということ。どんな状況であれ、一気に問題解決ができるということです。工場長になった今は、問題が発生した時には、たとえ部門をまたがっていても「チーム」意識を持ってもらうようにしています。現在では英語でのコミュニケーションはもちろん、タイ語やインドネシア語も身に付け、円滑に意思疎通ができるようになりました。
最大の成果
一人ひとりの貢献を自覚してもらい、存在意義・期待がやりがいへ。
「QCサークル活動」のエピソードと同様、現地社員の理解が不十分だった取り組みに、2013年度から行ってきた「原価低減活動」がありました。「自分たちの仕事を増やしたくない」「忙しくて手が回らない」など消極的な意見が多い中、原価低減を推し進めることになった背景や目的を伝える努力をしたのですが、定量的なデータも少なく、成果としてはっきり見えない活動も多々ありました。私が徹底したのは、とにかく時間を割いて根気強く説明をし続けること。また、活動内容を充実させるため、現状の工場原価の内訳や傾向などを解析し、問題点の洗い出し、原因調査、対策の立案、期待効果の算出、対策実施、効果の確認など細かな方法論についても、現地社員のエンジニアクラスに対して丁寧に伝えました。自分たちの努力や変化が、いったいどの程度会社に貢献できているのか。それが理解できなければ、やりがいやモチベーションは維持できません。「QCサークル活動」も「原価低減活動」も、現地社員が自分たちへの期待値や、自身の存在意義を知るきっかけになったのではないかと思います。工場長として、彼らには将来のDTTを背負って立つ人材に育っていってほしいと願っています。
最大のチャレンジテーマ
技術系社員でもなれるはず。会計も人事も営業もすべてわかる責任者。
もともと私は技術系の社員としてキャリアを歩んできましたが、海外熱処理工場の管理者という立場にもなり、会計・人事・営業など事務系の領域についても能力を身につけたいと思っています。私が私自身を高めていくことは、やがて現地社員たちの自立を促すことにもつながるでしょうし、いつかは彼らの中から工場長を任せられる人材を育てたい、それが私の夢です。DTTをDOWAサーモテックにおける主要海外拠点として、確固たる地位にまで押し上げることが大きなチャレンジテーマです。
DOWAについて伝えたいこと
グローバルで必要なのは、外国語以上に同じ目標を持てること。
誰もが口をそろえることですが、若手の時期から重要かつ大きな成果が見込まれる案件に携わる機会が豊富にあります。当然、大変な思いはつきものですが、成功した時の達成感はとても大きいです。そうした努力をしている若手に対して、見守り助けてくれる先輩や上司もDOWAには多いです。また、海外拠点を数多く持つDOWAにはグローバルで活躍するチャンスが沢山あります。海外駐在は、日本では体験できないほどのスピードで個人の能力を高められる機会。海外志向の人にとってはとても恵まれた環境でしょう。海外勤務を希望する方の中には外国語を学んでいる人もいると思いますが、外国語はあくまでも仕事を進めるための手段にすぎません。目的となるのは、対話を成立させ、同じ目標をもって協力しながら仕事を前進させること。そのことを忘れないでほしいと思います。
  • ドライバーが運転する会社手配の車でしばし仮眠をとりながら通勤

  • 会社に到着後メールチェックを済ませ、日本人駐在員とショートミーティング

  • ラジオ体操、全体朝礼、現場巡視

  • エンジニア陣と前日の業務報告&本日の予定確認

  • 建屋増築について建設施工業者と打ち合わせ

  • 昼食

  • 日本からタイに移管される熱処理製品のテストスケジュールを顧客と詰める

  • 眠気覚ましにタイの甘い缶コーヒーを飲む。現場巡視をしながら、エンジニアたちと業務進捗確認を含めた談笑

  • 日本に提出する月次売上、設備稼働状況、建設案件進捗状況など報告書を作成

  • 退社

同じ事業に所属する社員

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