大きな投資額を自分の考えで動かすことができる手応え。
そして改善効果で優れた製品・技術を
生み出すやりがいを実感する日々。
荒木 久寿 Hisatoshi Araki
金属加工
2002年入社 工学研究科 物質工学専攻修了
DOWAハイテック株式会社 めっき加工部
趣味は、ゴルフ。座右の銘は「すべてはあなたが決めたこと」。夢は、ゴルフにおいて70台でラウンドすること。
Career path
2002年~
同和鉱業(株) メタルプロセシングカンパニー(現・DOWAメタルテック(株))金属材料研究所にて、「耐熱・低挿入力めっきの工業化」、「プレス技術開発・品質改善」およびユーザーワークを手がける。
2006年〜
DOWAメタル(株) 品質保証部へ異動し、プレス品・リードフレーム材のユーザー対応および品質改善を行う。
2008年〜
同和金属材料(上海)有限公司 品質保証室へ異動し、品質保証室長としてユーザー対応・社内品質改善推進、そして現地担当員の育成などを担当。
2011年〜
DOWAメタルテック(株) めっき事業部本庄技術センターへ異動し、主任研究員・マネージャーとして、ニッケルめっき新ラインの立ち上げ、品質改善(ヒューマンエラー改善)、高硬度銀めっきの開発・工業化、ユーザーワークなどを行う。
2017年〜
DOWAハイテック(株) めっき加工部へ異動し、改善グループのグループ長として、めっき製造におけるQCD(Quality Cost Delivery: 品質・コスト・デリバリー)改善、改善グループのマネジメントを担当。
現在の仕事
QCD改善のマネジメント業務に加えて、実際の生産性改善も担当。
私の所属しているめっき加工部改善グループは、自動車用のスイッチやコネクタなどに使用される金、銀、スズ、ニッケルめっきの製造におけるQCD改善を担当しています。具体的には、工程内で発生する不具合への対策および予防保全策への取り組みやコストダウン施策、生産性改善施策、プレス部門などへの設備支援を行っています。その中で私はグループ長として、メンバーへの会社方針の浸透や、担当業務分担の決定、メンバー個々の目標設定、労務管理といったマネジメント業務に加え、金、銀などの貴金属めっきの付着量削減やめっきの広幅化技術の展開および高速化による生産性改善といった業務も併せて行っています。
仕事のやりがい・醍醐味
億単位の改善案件で、優れた製品・技術を生み出す醍醐味。
現在、改善グループでは、効果金額が数十万円から大きいものでは1億円を超える改善案件を進めています。もちろん、投資効果が十分見込めなければ改善企画は通らないので、大きなプレッシャーがかかりますが、自分が携わった案件で優れた製品・技術を生み出せることに、とても大きなやりがいを感じています。また、小さな改善効果でも作業負荷やミスが大きく減るようなことにつながれば、オペレータの方に喜んでもらえるので、これもまた、仕事の醍醐味になっています。
成長への転機
ユーザーワークで鍛えられた日々。そして海外勤務で磨いたマネジメント手腕。
一つは若手時代の金属材料研究所在籍時にユーザーワークを1人で任されたことです。お客さまである大手電機メーカーの担当者の方に、時に厳しいご要望や細かな対応を求められ、四苦八苦。でも、真摯に向き合い、がむしゃらにそれらへの対応をしていくうちに自然と知識が身につき、先読みして物事を進めることもできるようになり、気がつくと自分でも驚くほどスキルアップしていました。今では、その方に育てていただいたと感謝しています。
そしてもう一つは海外(上海)への転勤です。海外へ転勤した途端に周りはほとんどが外国人、職制は部門長という責任の重い立場へ。部下の育成や会社の事業戦略にも積極的に携わらなければなりません。初めは現地の社員ともぶつかったりしましたが、否応なくマネジメント手腕を発揮しなければならない状況に置かれ、経営感覚が身についたと思います。また、国際的な感覚も身につき、海外に身を置くからこそ日本の強みもわかり、視野が広がったことは大きな収穫です。
最大の成果
顧客からのクレームを半減する仕組みを3年で構築。
私にとっての最大の成果は、同和金属材料(上海)の品質保証室長としての3年間で、顧客からのクレームを半減させたことです。当時は、不具合発生が常態化していました。そこで、まず異常品の処置フロー、クレーム発生時の対応フローの仕組みを構築し、品質マネジメントシステム文書への登録、処置フローが適切に運用できるようなフォーマットの作成を行い、不具合に対して確実な対策が打てるようにしました。また、定期的に社内で品質監査を行う取り組みを根気よく実施していくことで、現地社員にも品質保証の重要性を理解してもらい、管理の意識を向上。それによってクレームを半減させることができました。自ら考え、動き、職場の意識改革を促しながら実現した成果です。
学生の皆さんへ
技術立社を標榜するDOWAで、ぜひ皆さんの技術を活かしてほしい。
DOWAのスローガンで「技術立社」という言葉があります。このスローガンは技術系ではなく事務系のトップの方が作ったと聞いています。この意味はとても重要なことで、「DOWAは“技術”というものを武器に、世界との競争に勝ち、製品を通じて世の中の生活を豊かにし、社会や環境問題に貢献していく」と解釈しています。私たちは非鉄金属を中心とした素材メーカーですが、「機械」、「電気」、「システム」、「材料」、「化学」のどの領域の技術も欠かすことができず、もっと広い解釈をすれば「営業」や「経理」といった領域も“技術”の一つであると私は考えます。だからこそ、材料を専攻している学生の皆さんはもちろんですが、それ以外の専攻の皆さんにも興味を持ってほしい。そして私たちと一緒に「より良い社会づくり」に貢献していきましょう!皆さんの持っている技術をぜひ、DOWAで活かしてほしいと思います。
  • 出社

  • 朝ミーティング、メールチェック

  • 広幅試験材のめっき加工試験

  • 昼食

  • KSS会議出席(K:研究、S:生産技術、S:製造)
    めっき加工試験状況を報告。膜厚分布の改善方法についてアドバイスを受ける

  • グループメンバーの当月分の労働時間状況チェック

  • 退社

同じ事業に所属する社員

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